ホームサービスシロアリ駆除プロに学ぶ!シロアリ対策ヤマトシロアリとは?ヤマトシロアリの特徴や見分け方・駆除方法について解説

ヤマトシロアリとは?
ヤマトシロアリの特徴や
見分け方・駆除方法について解説

ヤマトシロアリとは?ヤマトシロアリの特徴や見分け方・駆除方法について解説

家に被害を与えるシロアリのなかでも、特にヤマトシロアリは北海道の一部を除き全国的に被害を与えています。
ヤマトシロアリによる被害は、家の耐久性などに重大な問題を引き起こす可能性もあります。ヤマトシロアリの被害を防ぐためにも、ヤマトシロアリについて知ることが大切です。

この記事では、ヤマトシロアリの特徴や見分け方・駆除方法を中心にシロアリについて解説します。
シロアリに不安がある方は、参考にしてください。

ヤマトシロアリとは

社会構造などアリと似た部分はありますが、シロアリはゴキブリの仲間です。「アリ」と名が付いていますが、よく見ると見た目にも違いがあります。

シロアリの一種であるヤマトシロアリは日本では特に分布地域の広いシロアリです。まずは、クロアリとの違いやヤマトシロアリの社会構造、生息場所などを解説します。

ヤマトシロアリの見分け方

ヤマトシロアリの見分け方

アリと比べた場合、アリは胸と腹の間がくびれていますが、シロアリはくびれていません。また、アリの触角はくの字型をしていますが、シロアリの触角は数珠状です。

クロアリの羽アリは前羽が大きく後羽が小さいのが特徴ですが、ヤマトシロアリの羽アリは、前後の羽の大きさは変わりません。
羽アリの場合は、羽の大きさがクロアリと見分けるコツといえます。

ヤマトシロアリの社会構造

ヤマトシロアリはアリと同じく社会生活を営む昆虫で、職アリ・兵アリ・女王・王などがそれぞれの役割を果たして暮らしています。

職アリ 体長は3.5~5.0mm。
最も多い個体で全体の約90%を占めます。
食物の採取や巣作り、巣の掃除を担当し、
王アリ・女王アリ・兵アリ・幼虫へ食べものを運ぶアリです。
兵アリ 体長は3.5~6.0mm。
大きな顎を持ち外敵と戦う役割を持ちます。全体の約10%を占めます。
女王アリ 体長は11~15mm。
一つのコロニーに1匹しかおらず、卵を産んで次の世代を増やすのが役割です。
王アリ 体長は7mm前後。
一つのコロニーに1匹しかおらず女王アリとペアになり繁殖します。

ヤマトシロアリの群れは1~3万匹で構成されます。

時期が来ると一部のヤマトシロアリは羽を生やした羽アリとなり、巣から飛び立つ群飛を行います。飛び立った羽アリは新しい場所で王と女王のペアになり、新しい群れを作ります。

ヤマトシロアリの生息場所

ヤマトシロアリは北海道北部を除く日本全土が生息区域です。家屋への被害が最も多いシロアリといわれています。

ヤマトシロアリの特徴

ヤマトシロアリは木材を構成するセルロースを主食とし、木造家屋に侵入すると土台や柱部分に食害を起こします。時期が来ると群飛し、また別の木材や家に住みつき食害を起こします。
ここでは、ヤマトシロアリの群飛のタイミングや生活環境の特徴を解説します。

群飛のタイミング

群飛のタイミング

ヤマトシロアリの場合、4~5月頃が羽アリのピークです。
つがいになったら羽を落とし、木材や土の中にもぐりこみ、羽アリは王アリと女王アリとなって繁殖を始めます。

次に、ヤマトシロアリの群飛時刻をみてみましょう。

ヤマトシロアリの群飛時刻(山野勝次 を改変)

ヤマトシロアリの群飛時刻(山野勝次 を改変)

群飛時刻は、午前10~12時頃が多いことがわかります。ヤマトシロアリは湿気を好むため、特に雨上がりの暖かい晴天日、気温が上昇するタイミングで群飛している姿を発見しやすいでしょう

生活環境の特徴

日本に数多く生息し被害を及ぼしているイエシロアリは、特定の巣を作り、ひとつの群れは数十万匹単位で構成されているといわれます。
しかし、ヤマトシロアリのひとつの群れは1~3万匹で構成され、木材や段ボールなどの餌を求めて移動します。
加害した木材を、そのまま巣の代わりとして使用することもあります。

乾燥に弱く日光を嫌うので、日光が直接あたらず、湿度が高くて木材が豊富な床下や玄関、浴室、トイレ、キッチンなどはヤマトシロアリの被害に遭いやすい場所です。

ヤマトシロアリの危険性

シロアリの主食は木材を構成するセルロースですが、生きた樹木や農作物に被害が出ることもあります。また、生息範囲を拡大するためにプラスチック・ゴム類・繊維類・皮革類に加害することもあります。

一度家の中に侵入されてしまうと、根本的に駆除する必要があるので、家に近づけないよう予防することが大切です。

春から夏にかけては、特にヤマトシロアリが活発になる時期です。定期的に床下や畳の下、家具の裏側などをチェックするだけでなく、必要に応じてシロアリ駆除業者による調査と予防処置を行うことも検討しましょう。

ヤマトシロアリ以外の
シロアリの種類

日本には現在22種類のシロアリが生息しており、家に被害を与えるシロアリはヤマトシロアリだけではありません。
ここからは、日本で被害をもたらしているイエシロアリとアメリカカンザイシロアリの特徴を解説します。

イエシロアリ

イエシロアリ

イエシロアリは千葉県以西の温暖な海岸地帯を中心に多く分布し、家に食害を与える代表的なシロアリです。
建物や土中に塊状の大きな巣をつくり、数十万匹、場合によっては100万匹もの大きな群れを作るのが特徴です。

ヤマトシロアリと違い、自ら水を運ぶ能力があるため、乾燥した木材でも食い荒らし、被害が広範囲になる傾向があります。

アメリカカンザイシロアリ

アメリカカンザイシロアリは名前のとおり外来種で、海外からの輸入品の木材や家具についていたものが日本で繁殖したとされています。
巣を作らず、乾燥した木材の中に坑道を掘り小集団で生活します。極めて少量の水で生息でき、乾燥した木材も食害します。

姿はヤマトシロアリに似ていますが体長は約2倍と大きく、日本での生息範囲を少しずつ広げています。

ヤマトシロアリの駆除方法

ヤマトシロアリの駆除方法

ヤマトシロアリの駆除には、巣となっている場所や通り道に薬剤を散布して駆除する方法と、毒餌を巣に持ち帰らせて駆除する方法があります。
ここではそれぞれの特徴とメリット・デメリットを解説します。

液剤による防除施工

液剤を木材の表面や地面に吹き付けたり散布したりしてシロアリを死滅させる施工方法で、バリア工法とも呼ばれます。木材に小さな穴をあけ、内部に直接注入する場合もあります。

バリア工法は即効性がありますが、薬品を使用する際には注意が必要です。日本しろあり対策協会によって安全性の認定を受けた薬剤でも、劇物に分類されるものもあります。直接触れたりするとアレルギーなどの症状を起こす可能性もあるため、施工する時の保護具装着や施工中・施工後の換気、掃除などの入念な準備とケアが必要です。

巣の根絶をするためのベイト工法

ベイト工法は、シロアリの駆除剤を混入させた餌を地中に埋め、それをシロアリに巣に持ち帰らせて駆除する方法です。
液剤による防除施工と比べて少量の薬剤の量で済み、散布しないので空気中に拡散することもありません。

ただし、しっかりと調査したうえで効果的な場所に餌を埋める必要がある点や、駆除までに時間がかかる点がデメリットといえます。

ヤマトシロアリの
対策や駆除に困ったら相談を

ヤマトシロアリの特徴や見分け方・駆除方法を解説しました。

イエシロアリと比べるとひとつの群れは小さいですが、土台や柱など重要な構造部分に被害を与えることがあります。
被害が進むと、高額な修繕費用がかかることもあり、強度が低下するおそれもあります。

被害を受ける前のシロアリ予防も重要です。気になることがあれば、早めに駆除業者による調査を依頼しましょう。

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