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ダニ
ダニについて
ダニは地面や地中、動植物の体表や体内、果ては水中にいたるまで、広く分布しています。そのうち、貯蔵食品などの中で繁殖するダニや動物寄生性のダニは、人間に直接被害を及ぼします。また最近では、ダニはアレルギーを引き起こす原因(アレルゲン)としても問題視されています。
■ 種類
家の中で見つかるダニには、室内で生息、繁殖するツメダニ、コナダニ、ヒョウヒダニ(チリダニ)、ニクダニなどと、動物に寄生するイエダニ(ネズミに寄生)、トリサシダニ、ワクモ(鳥類に寄生)などがいます。
イエダニ
体長1mm
ホソツメダニ
体長0.8mm
ケナガコナダニ
体長0.4mm
■ 被害
- 1.かまれる、吸血される
- 動物寄生性のダニ(イエダニ、トリサシダニ、ワクモなど)やマダニ、ツツガムシなどは、人を刺して吸血します。室内に生息するツメダニは吸血しませんが、人をかむことがあります。
- 2.食品などの中で繁殖する
- コナダニ、ニクダニは貯蔵食品の中で、ヒョウヒダニは羽毛の中などで大量発生することがあります。
- 3.アレルギーを引き起こす
- 最も問題なのは、ヒョウヒダニの生体や死骸、糞をアレルゲンとするアレルギー症を引き起こすことです。室内の塵に含まれるこれらのアレルゲンを吸入し、アレルギーを発症することがあります。
- 4.心因性の「ダニ被害」
- ダニの被害を訴える人の中には、ダニや他の原因が全く関係していない場合があります。これは「偽ダニ症」あるいは「ダニノイローゼ」などと呼ばれる症状です。実は実際にダニの被害を受けている人よりも、このような心因性の「ダニ被害」を受けている人のほうが、ダニ被害者の数は多いとされています。
■ 対策
- 1.現場調査
- まず、被害状況の把握が第一です。専門家や医師に相談されることをおすすめします。その上で、必要に応じて発生種や発生量の検定を行ないます。この時点で、被害の原因がダニ以外であったり、心因性のものであったりすると判断されるケースが少なくありません。
- 2.薬剤による処理
- かまれる、吸血されるなどの被害の対処としては、薬剤散布が有効です。しかし殺虫するだけですから、アレルゲンとしてのダニ対策には無効です。
- 3.環境対策
- ダニが生活しづらい環境を整えるためには、清掃と温湿度管理がおすすめです。室内を徹底的に掃除し、寝具などは洗濯して乾燥させます。畳の熱乾燥も有効です。また、ダニは高温多湿を好むので、積極的に除湿して室内に空気のよどみができないようにすることも重要です。
お困りでしたらプロにご相談ください!
■ 対策
- 残留噴霧処理
- 畳の表面や裏面にダニ駆除用の薬剤を面状に吹き付けます。ダニの発生がネズミや鳥に起因する場合は、天井裏などに殺虫処理を行ないます。
- 空間噴霧処理(ミスト)
- 室内に生息するダニへの対策としては、薬剤を吹き付ける処理が有効です。