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シロアリの蟻道を見つけた際の対処法は?見分け方から種類まで解説!
2025年1月公開
シロアリが自宅に発生する時、「蟻道(ぎどう)」と呼ばれる道を作って侵入してくるケースが多いと言われています。
もし、自宅で蟻道を発見したら、すでにシロアリが屋内に侵入している可能性があるでしょう。
しかし、専門業者でなければ、それと断定するのは難しいかもしれません。
本記事では、シロアリの蟻道を見つけた際の対処法、見分け方から種類までを解説します。
シロアリが蟻道(ぎどう)を作る理由
シロアリが蟻道を作る理由は、皮膚が弱く直射日光や乾燥を嫌うためです。
光や乾燥から身を守りながら、餌となる木材や水分を運搬する道路として、「蟻道」を作るのです。
シロアリの蟻道とその他の蟻道の見分け方
シロアリの蟻道とその他の蟻道の見分け方を下記の内容にまとめました。
シロアリの蟻道と種類
その他のアリの蟻道
他の昆虫の巣などとの違い
それぞれ解説しましょう。
シロアリの蟻道と種類
シロアリの蟻道は、シロアリの種類によって違いがあります。
日本の加害種の中で蟻道を作るシロアリはイエシロアリとヤマトシロアリです。イエシロアリは塊となった巣を起点に蟻道を伸ばした構造、ヤマトシロアリは餌となる木材に目指し細長い形状の蟻道を作ります。
ただし、形状も作られる場所によっても例外がありますので、専門業者でなければ適切な判断をすることが難しいでしょう。
蟻道が作られる場所もさまざまで、コンクリートのひび割れの中や木材内部、配管周りなどにも作られるため、床下部分や外周はくまなく確認する必要があります。
その他の虫の蟻道や巣
シロアリだけではなく、クロアリや他の昆虫も蟻道のようなものを作ります。
クロアリはシロアリと同じように蟻道を作る習性ある種がいます。ケアリの仲間のトビイロケアリはシロアリとよく似た蟻道を作ることが知られています。
ジグモのような昆虫も見た目はシロアリの蟻道によく似た巣を作ります。
蟻道をみつけた際は専門業者に見てもらい、シロアリではないかどうかを確認しましょう。
蟻道を見つけた際の対処法
蟻道を見つけた際の対処法を下記の内容にまとめました。
専門業者への相談
マンションや賃貸などは管理者や大家さんに相談
それぞれ解説します。
専門業者への相談
自宅でシロアリの蟻道を見つけた際、自分で判断や対応はせずに専門業者に相談するのが良いでしょう。
まず、それが本当にシロアリの蟻道なのかどうかが重要ですが、専門業者の判断が有効です。
専門業者に相談すれば、シロアリかどうかの判断と併せて、その後の対処法やアドバイスがもらえます。場合により、駆除処理まで依頼することもできるでしょう。
マンションや賃貸などは管理会社や大家さんに相談
シロアリの蟻道らしきものを発見した際、マンションや賃貸にお住まいの方はまず管理会社や大家さんに連絡してください。
本来、専門業者にいち早く対応してもらうべきですが、シロアリ発生が居住者の過失でないのであれば費用は負担してもらえるのが一般的です。
蟻道を発見したかもしれない、そんな時には焦らずに管理者や大家さんに連絡して、対処してもらいましょう。
まとめ
シロアリの蟻道が自宅で発見した場合、すでにシロアリによる被害が発生しているかもしれません。
上記のような特徴を踏まえてシロアリの蟻道の疑いがあれば、速やかに専門業者へと相談することをおすすめします。