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戸建て住宅の断熱リフォーム|種類や価格、メリットを徹底解説
2024/12/17

「うちは築年数が経っているから、冬は寒くて夏は暑い」
「冷暖房費が高くて困る」
そんなお悩みはありませんか。
近年は、省エネ対策の一環として既存住宅の断熱リフォームにも国の補助金があるほどです。比較的年数が浅い住宅には断熱材が設置されており、家の断熱がうまく機能していれば室内の温度が保たれるため、光熱費が抑えられるなどメリットもあります。
そのため築年数が経った戸建て住宅で、断熱リフォームを行うケースも多くなりました。
この記事では、断熱リフォームについて紹介します。
目次
- 1 戸建て住宅の断熱リフォーム工事とは
- 1.1 戸建て住宅の断熱リフォーム工事はなぜ必要?
- 1.2 古い家は断熱工事がされていないこともある
- 1.3 省エネ基準とは
- 2 断熱リフォームの種類
- 2.1 床の断熱リフォーム工事
- 2.2 窓の断熱リフォーム工事
- 2.3 壁の断熱リフォーム工事
- 2.4 天井の断熱リフォーム工事
- 3 断熱リフォームのメリットとデメリット
- 3.1 断熱リフォームをするメリット
- 3.2 断熱リフォームをするデメリット
- 4 中古住宅の断熱リフォームにかかる費用相場一覧
- 5 断熱リフォームに使われる断熱材の種類
- 5.1 無機繊維系|グラスウール・ロックウールなど
- 5.2 発泡プラスチック系|ポリスチレンフォーム・硬質ウレタンフォームなど
- 5.3 天然素材系|ウール・セルロースファイバーなど
- 6 戸建て住宅の断熱改修の工程
- 7 断熱リフォームで失敗しないコツと注意点
- 8 断熱リフォームに補助金は使える?
- 9 床の断熱リフォームなら|アサンテにおまかせください
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お問い合わせする戸建て住宅の断熱リフォーム工事とは

戸建て住宅の断熱リフォームとは、既存の住宅に断熱効果を高めるためのリフォーム工事を行うことです。
ここでは戸建て住宅の断熱リフォームについて紹介します。
戸建て住宅の断熱リフォーム工事はなぜ必要?
断熱性能が低い戸建て住宅では、室内の温度が屋外の温度から影響を受けやすくなります。
そのため冬は寒く、夏は暑い現象が起こるのです。
これらは、住みづらさはもちろんのこと、最悪の場合健康被害をおこすこともあります。
- 冬場:ヒートショック
- 夏場:熱中症 など
断熱リフォームを行うことで、室内は冬の冷気や夏の暑さの影響を受けにくくなり、快適な室内空間が保たれます。
古い家は断熱工事がされていないこともある
近年新築で建てられた住宅には、一般的に断熱材が施されています。
設計時に建築士は、省エネ基準を満たすよう努力することが法律で定められており、断熱性能について説明をする義務があるからです。
しかし築年数が経過している古い家屋には、断熱工事が施されていなかったり、されていたとしても古い基準で性能が低い可能性もあります。
断熱材が適切に入っており機能しているかどうかは、家が完成した後には確認のしようがありません。
今の家がどの程度断熱性能が機能しているのかは、専門業者に調査してもらうのも得策です。
省エネ基準とは
省エネ基準とは、改正建築物省エネ法などで定められている、断熱性能や省エネルギーに対する基準です。
住宅の省エネ基準は1980年に施行され、その後は、時代に合わせて何度も改正が行われました。建築物の省エネ基準は、2016年施行の基準が一般的とされています。しかしこれは非住宅の大規模建築物に対しての基準であり、住宅に関しては努力義務とされていました。その後、説明義務が加わるなど変遷を重ねています。
そのため、築年数が古い住宅では、断熱性能が現在基準ではじゅうぶんでない可能性もあるのです。一度、専門の業者に調べてもらい、必要に応じて断熱リフォームの検討をおすすめ必要に応じて断熱リフォームの検討をおすすめします。
なお、一般的な戸建て住宅の省エネ基準の適合義務化は、2025年4月以降に実施される予定です。
断熱リフォームの種類

断熱リフォームには、おもに以下の4種類があります。
- 床の断熱リフォーム
- 窓の断熱リフォーム
- 壁の断熱リフォーム
- 天井の断熱リフォーム
それぞれ説明しましょう。
床の断熱リフォーム工事
床の断熱リフォームは、床板の下に断熱材を入れる工事です。床下空間からの冷気を防ぐので、冬場に足元が寒い悩みを軽減できます。
床の断熱リフォームは大きくわけて、以下の2つです。
- 床下から断熱材を取り付ける工事
- 床を張り替えて断熱材を取り付ける工事
床を張り替える工事は比較的大がかりになります。一方、床下側から断熱材を取り付ける場合は、基本的には室内に手を加える必要がないため、コストや施工時間を抑えることができます。また、室内で生活をしながらでも施工が可能です。
窓の断熱リフォーム工事
窓の断熱リフォームは、窓からの熱の出入りを抑えられることから、冬場には家内の温度を外へ逃さず、室内外の温度差で発生する結露の軽減も期待できます。
窓の断熱リフォームは、大きくわけて以下の3つです。
- ガラスの交換
- 窓自体を取り替える、もしくは新しい窓を被せる(カバー工法)
- 室内側に内窓を付けて二重窓にする
壁の断熱リフォーム工事
壁の断熱リフォームは、通常かなり大がかりな工事になります。
今ある壁を撤去し、断熱材を設置して新たな壁の設置工事を行う方法が一般的です。
天井の断熱リフォーム工事
天井の断熱リフォームは、屋根裏から天井板の上に断熱材を設置する工事です。
屋根や天井を解体することなく新たに断熱材を設置するのであれば、比較的コストを抑えた施工が可能です。
断熱リフォームのメリットとデメリット

近年の新築住宅であれば、断熱には考慮されて建てられています。しかし築年数が経過している戸建て住宅の場合、じゅうぶんな断熱施工がなされていないことも多いのが現状です。
ここからは、古い戸建て住宅が断熱リフォームをするメリットとデメリットを紹介します。
断熱リフォームをするメリット
断熱リフォームをするメリットはたくさんあります。
- 屋内外や部屋ごとの寒暖差を抑えられる
- 冷暖房にかかる光熱費を抑えられる
- カビ・結露が軽減し家屋を守れる
- 健康で快適な空間で過ごせる
断熱リフォームをするデメリット
では、断熱リフォームをするデメリットはどんなことがあるのでしょうか?
- 費用がかかる
- 大がかりな工事の場合は生活に支障がある
断熱リフォーム工事をするには、当然ながら工事費用が必要になります。
また大がかりな工事を希望する場合には、工事期間中は日常生活に不便が生じることもあるでしょう。
中古住宅の断熱リフォームにかかる費用相場一覧

中古住宅の断熱リフォームにかかる費用や工期は、施工箇所や方法によって異なります。
ここでは、おもなリフォーム内容と費用や工事期間の目安をまとめました。
※2024年11月時点におけるインターネット等の公開情報をもとにしています
費用相場 | 工事期間 | |
---|---|---|
床下に断熱材を設置する | 10~30万円/30~40㎡ | 1~3日 |
床板をはがして断熱材を設置する | 80~120万円/60㎡ | 5~10日 |
断熱窓に取り替える | 36~43万円/掃き出し窓1つ(Low-E複層ガラス) | 1日/窓1~2枚 |
二重窓を設置する | 22~25万円/掃き出し窓1つ(Low-E複層ガラス) | 1日/窓1~2枚 |
壁を解体して断熱材を入れる | 100~150万円/延床面積約120㎡ | 7~14日 |
天井裏に断熱材を設置する | 7~20万円/60㎡ | 1~3日 |
断熱リフォームに使われる断熱材の種類

断熱材の種類は多岐にわたりますが、日本では以下の素材が多く使われています。
- 無機質繊維系
- 発泡プラスチック系
- 天然素材系
それぞれ説明しましょう。
無機質繊維系|グラスウール・ロックウールなど
無機質繊維系のグラスウールやロックウールは価格が安く、日本で多く使用されている断熱材です。
グラスウールは、細いガラス繊維の絡まりの中にある空気で断熱効果を発揮します。ガラスが原料のため火災に強い特長があります。
ロックウールは岩石を溶かして繊維状にしたものです。
発泡プラスチック系|ポリスチレンフォーム・硬質ウレタンフォームなど
発泡プラスチック系の断熱材は、発泡スチロールの保冷箱を想像していただくとわかりやすいでしょう。ポリスチレンフォームは比較的安価ですが、硬質ウレタンフォームは高価な断熱材です。
一部の発泡プラスチック系は火に弱い特長があります。
天然素材系|ウール(羊毛)・セルロースファイバーなど
天然素材系の断熱材は、天然素材を原料としてつくられた断熱材です。
すぐれた断熱性をもちますが、価格は高価になります。
戸建て住宅の断熱改修の工程

戸建て住宅の断熱改修工事の工程を紹介します。
- 1.調査
- 2.見積もり
- 3.契約
- 4.断熱工事の実施
- 5.完了後の確認
これ以外にも、大がかりな工事の場合には、仮住まいの手配や引越しなどが必要となることもあります。
断熱リフォームで失敗しないコツと注意点

断熱リフォームを行う際に失敗しないためには、信頼できる業者選びをすることです。
断熱材は見えないところに施されるものです。そのためどのように工事がなされているのか、不安になることもあるでしょう。
ずさんな工事をされないためにも、信頼できる業者を選びましょう。業者選びのポイントは以下のとおりです。
- 実績や経験が豊富
- 調査や見積もりは無料
- 過去の施工例がわかる
- ホームページなどが公開されている
- 下請けや外注でなく自社で施工してくれる
- 口コミ評判がよい
断熱リフォームに補助金は使える?

近年、国は省エネ対策に力を入れており、断熱リフォームに補助金や助成金が使えるケースがあり、自治体が独自に行う補助金制度もあります。
期間や地域によって使える、使えないがありますので、その都度最新の情報を確認しましょう。
補助金を活用するためには、以下のポイントを確認します。
- 対象工事:断熱材の種類や施工箇所が基準に適合しているか
- 申請条件:築年数、施工面積、事業者が指定されているケースもある
- 申請手続き:事前申請が必要なケースが多い
補助金を活用すれば、断熱リフォームの費用負担を軽減できます。補助金の詳細は、リフォーム業者や自治体の窓口に相談しましょう。
床の断熱リフォームなら|アサンテにおまかせください

断熱リフォームは、快適な暮らしを実現するためにぜひとも取り入れたい工事です。 とくに古い戸建て住宅では、断熱性能が満たされていないことも多く、冬の寒さや夏の暑さの影響を受けて住みづらさにつながります。
断熱リフォームを行うことで、以下のようなメリットがあります。
- 部屋の寒暖差を軽減し、快適な室内環境を保てる
- 冷暖房効率が上がり、光熱費を削減できる
- カビや結露の発生を抑え、建物の寿命を延ばせる
- 健康で快適な空間で過ごせる
とはいえ大きながかりな工事では生活に影響が出たり高額な費用がかかったりするため、なかなか工事に踏み切れません。
アサンテは、コストを抑えて床の断熱リフォームができます。
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