ホームこれでもう怖くない!害虫・害獣対策ガイドトコジラミこれってトコジラミの仕業?噛まれたときの症状や駆除方法を教えます!

これってトコジラミの仕業?
噛まれたときの症状や駆除方法を教えます!

これってトコジラミの仕業?噛まれたときの症状や駆除方法を教えます!

「イタたたた…足が凄く痛痒い…⁉」「え、脚に沢山の赤い発疹⁉ なにこれ⁉」、そんな症状が現われたら、それは、「トコジラミ」のせいかもしれません。

今回はそんなトコジラミの特徴や駆除方法について詳しくお伝えします。

トコジラミは実は「カメムシ」の仲間なんです!

あまり馴染みがないトコジラミですが、どんな虫かご存知ですか?

トコジラミは吸血性の寄生昆虫で、名前にシラミと付きますが、実はカメムシの仲間です。

過去、南京虫(ナンキンムシ)と呼ばれていました。

刺されると、体内に抗体ができる関係(アレルギー反応)で、赤く腫れあがり、強烈な痒みが誘発されアナフィラキシーショックを引き起こすこともあります。

痒みによるストレスで不眠症や神経障害、発熱などの症状が出ることがあります。生活環境の清潔・不清潔関係なしに生息かつ繁殖してしまう恐ろしい虫なのです。

日本のトコジラミの被害は、東京オリンピック(1964年)ごろを境に減少し、1970年代にはほとんどみられなくなりました。

しかし、2007年ごろから次第に増加傾向となり、北海道から九州まで幅広いエリアで見つかっています。

トコジラミ被害が増加した原因としては、訪日外国人や海外からの帰国者による意図せぬ持ち込み、物資の移動による拡散などが挙げられています。

その他にも、ネット通販等で海外からの輸入品などの段ボールに紛れて持ち込まれ、繁殖したとの説もあります。

また、滞在したホテルやネットカフェに住み着いたトコジラミを自宅まで持って帰ってしまい、繁殖させてしまった事例もあるそうです。

トコジラミの特徴をチェック!

成虫の大きさは5-8mmで色は褐色

羽は無く、丸く扁平な体型

褐色の糞をし、時間が経つと糞は黒くなる

狭い隙間に潜む習性がある

夜行性で光を嫌うため、主に夜間に活動している

成虫は一生に約200個から500個の卵を産む

手のひらに乗せたトコジラミ

▲手のひらに乗せたトコジラミ

実際のトコジラミ ※当社撮影

▲実際のトコジラミ ※当社撮影

トコジラミに吸血されると、
激しい痛みや痒みの症状が現われます!

トコジラミに吸血されると、吸血された箇所が赤い斑点になり、痛みや痒みの症状が現れます。

発熱などの症状が出てくるケースもあるそうです。

あまりの痒さに熟睡できない人や、精神的にダメージを受ける人がいます。

しかし、刺されたときはほとんど痛みを感じることがないため、発疹を見て刺されたことに気付くこともあるそうです。

※症状には個人差があります。全く痒くないという人もいるそうです。

実際にトコジラミに刺された痕

▲実際にトコジラミに刺された痕

刺された痕が体の「どこ」にあるかで
トコジラミの仕業か見分けることができます

体のどこかに虫に刺されたような痕があった場合、体の「どこ」を刺されたかで、その虫を特定する目安になります。

トコジラミに刺された症状はダニの被害と間違えることが多いため、対処が遅れがちになります。

トコジラミの症状に似ている場合は医療機関と駆除業者にご相談ください。

今回は、トコジラミの被害と似ているダニの被害と比べてみます。

【トコジラミによる被害の特徴】

肌が露出している所を刺して吸血する(足や腕、首など)

主に寝ている時に刺される

汗の匂いに誘引される性質があり、肌の露出が多い夏場に被害の報告が増加する

刺されると赤い斑点ができ、刺された痕は1~2週間消えずに残ることがある

移動しながら吸血するので、被害箇所は広範囲に広がる

トコジラミの被害の例

▲トコジラミの被害の例

【イエダニによる被害の特徴】

肌が露出していない所を刺して吸血する

衣類の中に入りこみ、わきの下、下腹部など皮膚が柔らかい場所に被害が多くみられる

比べてみると、刺される場所に特徴的な違いがあり、肌が露出している部分が刺されている場合、トコジラミの可能性があります。

トコジラミ発見のポイントは
「暗い」「温かい」「狭い」!

トコジラミは暗くて、温かく、狭い場所を好みます。

昼間は、ベッドのマットレスやフレーム、壁、家具、カーテンの隙間など、人目につきにくい場所に潜んでいることが多いそうです。

コンセントの中にも隠れていることもあります。

トコジラミ発見にはここをチェック!

①トコジラミの褐色をしている糞(血糞)がないか探してみましょう。汚点として跡が残るので、生息場所の発見に繋がります。

②ベッドフレームなどのベッド付近で、よく見つかります。自分が長時間いる箇所はよく注意して確認しましょう。

コンセント内に隠れていたトコジラミの画像

▲コンセント内に隠れていたトコジラミの画像

トコジラミを見つけたら、1匹だけ確保!

トコジラミを発見したら、まず1匹を袋に入れて確保しましょう。

残りは全て掃除機で吸い取ったり、トコジラミ用の殺虫剤を使用して駆除しましょう。

掃除機で吸い取った場合は、そのままにせずに吸い取ったトコジラミを別途ビニール袋に入れてしっかりと口を締めてから捨てましょう。

その後、必ず専門業者を呼び、確認した虫がトコジラミかどうか、取り残したトコジラミがいないかの確認をしてもらいましょう。

さらなる被害の拡大を防ぐことに繋がります。

トコジラミは薬剤に対する耐性があるため、専用ではない市販の殺虫剤を使用することは避けましょう。

死なないばかりか、殺虫剤の刺激を嫌がり逃げてしまうため、被害範囲が拡大してしまう恐れがあります。

トコジラミ探知犬にお任せあれ!

皆さん、「探知犬」というスーパードッグがいるのをご存知ですか?

その中のトコジラミ探知犬とは、トコジラミを発見するための訓練を受けた犬のこと。

優れた嗅覚でニオイを探知するため、人の目では発見が難しい、ごく少数のトコジラミでも探知することができます。

人間の目視による発見率が30%なのに対して、探知犬による発見率は大変高く、約95%といわれています。

人間の目視調査に比べ確実かつスピーディーです。

当社ではトコジラミ探知犬を導入しております。高精度、短期間、低価格でトコジラミを発見できます。

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トコジラミ探知犬について

当社トコジラミ探知犬によるトコジラミ訓練の様子

▲当社トコジラミ探知犬によるトコジラミ訓練の様子

トコジラミは自分で駆除するのは大変困難。
ぜひ専門業者にご相談を!

トコジラミ駆除は非常に困難です。

メスはたくさんの卵を産みます。

卵の大きさは1mm程度で、肉眼での発見は極めて困難です。

壁の裏、コンセント板の裏、壁の隙間などに産み落とされると発見がさらに難しくなります。

加えて、卵に対しては薬剤の効果が得られないこともトコジラミ駆除が難しい原因のひとつとなっています。

成虫の駆除方法としては殺虫剤駆除、加熱駆除が有効です。

また、掃除機で吸い取ることで数の減少を図ります。

しかしながら、この方法はトコジラミの姿を認知できている場合にのみ有効な方法です。

駆除しきれなかったトコジラミからさらに被害が拡大する可能性があるので注意が必要です。

以上のことから、全てのトコジラミを全滅させ、かつ卵も全て除去することは、一般の方には難しいと言えます。

トコジラミの駆除はその生態に詳しい専門業者に依頼することをおすすめしています。

アサンテでは環境への配慮や施設の稼働停止期間の短期化などを考えて、薬剤使用を控えて駆除する方法を推奨しています。

トコジラミの防除については、
こちらの記事もチェック!

もしトコジラミらしき虫を発見したり、吸血被害に遭ってしまったら、速やかに専門機関、駆除業者にお問い合わせください。

■まとめ

トコジラミは薬剤に対抗性を持つため、専用ではない市販の薬剤を使用するのは避けてください。

逆に被害範囲が拡大してしまう可能性があります。

成虫だけではなく、幼虫や卵も全滅させなければ、完全に駆除できたことにはなりません。

そのため、一般のご家庭では、トコジラミの完全な駆除は大変難しいとされます。

トコジラミの生態に詳しい専門業者へ依頼することをオススメしています。

参考資料

豊島区ホームページ
公益社団法人 日本ペストコントロール協会

トコジラミとその効果的な除去法
(平成27年2月 平成26年度生活衛生技術担当研修会資料)

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